そこに立っているのは、
銀色の目、銀の髪であるという点を除けば、外見上は
暁人と変わらぬただの少年のように見えた。

感情の読めない硝子のようなまなざしと、人形のように白く
凍りついた容貌は、冴え冴えとした月を思わせる。

その陶器のような顔に映る、非人間的なまでの
感情のとぼしさが、彼をまるで人外の生き物に思わせた。

意志や欲望といった感情をともなわない、
不思議に透明で純粋な殺意を、少年から感じる。